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③最後に、本日感じたテラッツァの印象

前回の記事の続きです。

 さて十数年ぶりにテラッツァに訪れてみたわけですが、メンテナンスが悪いのか分かりませんが壁も汚れ、人気もなく寂れている印象でした(テナントもあまり入っていませんでした)。では昔カッコよさを感じた三角形断面の空間はどうだったかというと、多少カッコよさを覚えたものの前回ほどの印象は持てませんでした。

これはなぜかと自問してみたのですが、初めて訪れた大学生当時に比べて圧倒的に建築体験が増えたためではないかと思われます。訪れるのは2回目なので、決して見飽きたというのではありませんね。現在までに大空間、賑やかな空間、静謐な空間など様々な建築体験をしてきたために感動が薄れたのでしょう。当初は力強く包まれるような三角形断面の空間だと感じていたものの、本日はなかなかいい空間だな、といった程度に変わってしまったほどです。別にテラッツァに限ったことではありませんが。でも昔の印象との落差が大きかったので、ここに書いてみたくなったのです。

訪れる前は、写真を沢山撮ってやるぞという意気込みでしたが、一枚も撮ること無く建物から離れざるを得なかったのは、なんだか寂しいものでした。

帰り際にテラッツァに隣接する原宿橋(外苑西通りの上を横断する小さい橋、確か親柱にこんな名前が刻まれていた)から見た時に、テナントとして葬儀社が似合うんじゃないかと思いました。馬鹿にしてるのではなくて、この建物の持つ雰囲気(道路に面して開口部が少ない、静謐な雰囲気の空間を持つなど)と葬儀とは相性がいいのではないかと感じたのです。今後の社会情勢的にも。隈研吾さんの設計したM2という建物と同じように思えますが、M2よりも似合うと思いますね。

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