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②、キラー通りを歩きながら考えたこと

外苑西通りを歩いてみて、ちょっとしたオフィスビルや住宅の大多数が意匠的に・個性的に作られていて、なおかつ意匠的にバラバラである街並みは、力の入り方が偏っているという印象を受けました。こんな街並み地方には無いし外国にも無いだろう。これが東京の面白さなのだろうし、でもこれがなくなると東京としての活力も無くなりそうで困るでしょうね。既存のストックを活かすのはその通りなのだと思いますが、でもリノベーションばかりになってしまうと将来的な活力不足に陥るのではないかと危惧しています。

将来は、日本の人口変化からしてどれだけ若者を吸収できるものでしょうか(データえっせい: 日本の人口の長期変化図データえっせい: 都道府県別の年齢層別の転入超過率)。

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「東京と地方では空気に含まれる情報量が違うんだよ」、こんなニュアンスで建築のある人からよく話を聞いています。頭では分かっていましたが今回外苑西通りを歩いたことでより実感したものです。JIAマガジンの2011年8月号から1年にわたってプロポーザルの特集が組まれているのですが(pdfで無料で読めます)、確かこれのどこかで建築家が審査委員になって地方でのプロポーザルやコンペを行った時に(応募は全国から)、その地方出身の建築家が最終選考に残る事例が少ないのを残念に思うといった記事がありました(JIA MAGAZINE Vol.2712011年08月号|JIAの機関誌 |プロフェッショナルサービス|JIA 社団法人日本建築家協会~、該当するのは何月号だったか・・・)

「東京と地方では空気に含まれる情報量が違うんだよ」ということを考えると、さもありなんといった感じです。審査委員の建築家は全国で活躍している東京の建築家が選ばれるでしょうから、やはり東京の空気を吸っている建築家の提案が審査委員の目に叶いやすく、地方の建築家には厳しいことになっているのではないでしょうか。

廻りに対抗してやっていくためには、地方の建築家は普段から人一倍情報収集・建築体験を積むことを心掛けていなければなりませんね。

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